正しい姿勢
- 運動するところ
- 2021年1月22日
- 読了時間: 4分
更新日:2021年2月8日
姿勢は正しい方が良い
正しい姿勢はそもそも、効率良く体が動き負担を受けにくい位置であり、とても理に適ったものです。
正しくないとダメということではなく、正しければ正しいほど効率よく力が発揮でき、なおかつ疲れにくいという感覚です。
私も姿勢が良いといわれることはあります。現実は、骨盤は歪み背骨は左へ側弯しそれに伴い左肩が上がっています。
柔道整復師の方に、
10年後に体が動かなくなるぞ!危険だ!
と脅されたこともあります。
(まだ20代前半の時の話です)
専門家に脅された10年後に自分でも分かるほど体は歪んでいても、体に痺れも痛みも出ないだけでなく、10年前より重たいものを持てるし、全力で走れます。逆上がりも今は3連続で回れます。10代の頃は2回転がやっとでした。
私が今そうしていられる理由
確実な答えは分かりませんが、恐らく、自分の体を知っているからです。
逆上がりは置いておいて、前よりも良い感覚なのは、自分の体がどう逃げてしまい、左右でどう動きが違うか、弱点や硬さ反応の悪さなど、自分の癖を知っているからでしょう。
歪みを正したところで、自分の体の動きをコントロールできない限り、不調のリスクはやってくるでしょう。
という事で、まずは自分を理解しましょう。
でも、どうしたら良いのでしょうか。 世の中的に、体の理想な位置というものは定められているようです。
耳
↓
肩
↓
腰骨
↓
膝
↓
くるぶし
この上記の位置が、横から見た時に一直線になっているのが理想、とされています。
イメージとしては、
耳の位置が前にある方は、首への負担が大きく
肩が前にある方は、肩や背中の不調
腰骨が前にある方は、腰に不調
膝が前にある方は、膝の不調
くるぶしが前にある方は、様々な問題
という感覚です。
大体の方が一つ崩れると複合的に崩れています。
どこかを修正する為に崩れの連鎖が起こります。
なのでやはり、正しくありたいものです。
しかし、完璧は誰にでも不可能に近いことです。
大事なのは、ご自身を知り、何をする必要があるかを見極める事です。
そして何よりも、"正確"に。
今までのイメージの仕方が間違っていたことで不本意ながら、姿勢が崩れ不調や不具合を感じてしまうということが起こっている可能性が高いのです。
例えば、真っ直ぐな姿勢を取ろうとし、かえって腰が反りお腹や膝が前に出ることで、不調が増えてしまう。これが特に多いです。
まず、日中の立っている時や座っている時は重力に対して常に抵抗が起きてしまうため、正しさを理解していない限り間違ったイメージで体を動かしてしまいます。
そのため、イメージの練習は必ず、
"仰向け"
仰向けで行いましょう。
仰向けの姿勢は真っ直ぐ重力を受けるよりも負荷が少なく、なおかつ床に触れているという安心感から脱力がしやすくなります。
脱力に自信のない方はこちらをご覧下さい。 https://undosurutokoro.wixsite.com/-site/post/体の整え方-〜基本編〜
仰向けになり、先ほどの各パーツをゆっくりと床に預けます。預ける感覚の難しい方はすごく小さな力でゆっくり押すイメージです。
体の下に、下がれば下がるほど力が正確でなくなるので、
まずは、
耳(後頭部)あたりを床に預ける(または押す)
次に、
肩を床に預ける(または押す)
そして、
骨盤(腰の付近)を預ける(または押す)
膝や足首は難しいのでやめておきましょう。 仰向けが苦手・不安・痛みを感じてしまうという方は必ず膝を直角に曲げ、立てて行って下さい。
これで大きく体が変化することはありません。
日常で何か意識するくらいなら、是非仰向けになれる時にこの練習をして下さいということです。
こんなにも文字数をかけましたが、今回お伝えしたいことは、正しい姿勢をとりましょうという事ではなく、正しい動きを身につけましょうということです。
ただ、身につけるためのヒントにはなりますので、試してみて心地良ければ是非続けて下さい。
預けるイメージや小さく押すイメージがどうしても分からない方は、筋肉の深部に硬直した緊張があるため、そこにアプローチする必要があります。
そこを緩める為にはとても丁寧にゆっくりとストレッチはことや揺らすことがポイントです。
やはりそれが必要だと感じた方はどうぞお気軽に相談しにして下さい。
初めての方は、¥500(15分)でお試し頂けます。
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